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帰国時の落とし穴   

アメリカで陥った数々のハプニング…。
2年近く住んでいたから、すっかり手馴れたわー、とはならず最後まで油断大敵。
やはり一通り経験しないと、一筋縄ではいかない異国生活でした。

ということで、解決した今だから書けるドキドキした落とし穴。

①退去通告にご注意!
そろそろアパートの退去日を管理事務所に伝えておこうか、
と予定日の1ヶ月以上前に立ち寄ってみたある休日。

「あなたたち、退去日の60日以上前の月初に言わなかったからその分家賃かかりますからね。」
と言われ、とたんに奈落に落とされたような事態になってしまいました。
最初にサインした契約書類にその旨が書いてあるのも見せられ…。
(といっても、渡米当日にたくさんサインした書類を確認する余裕なんてないですよねぇ…)

それからは「なぜもっと前に言っておかなかったんだ」
「英語を話す勇気を出しておけば…」と自己嫌悪の日々。
なにせ2ヶ月分の家賃は「ま、いいかー」じゃ済まない額です。

唯一の希望は「住人が決まれば払わなくていい」とのこと。
(自分で探しても、偶然来た人が契約しても)
夫が「誰か住みたい人が来たか?」としつこいくらい事務所を訪れていたら、
帰国ギリギリに決まったという朗報が~!!

もし決まらなかったら、後味の悪い帰国になっているところでした。
日本のジョーシキにとらわれての大ミス。
これから帰国が決まっている方は、念のためカレンダーの3ヶ月前にメモしておくと良いでしょう。

②入らない引越し荷物にご注意!
ヤマト運輸の“単身パック”で第1便を送り出したあと、さて、箱に入らなかった長い物、大きな物はどうしよう…とさんざん運送会社のホームページを調べました。どこも「3辺の長さが合計160cm未満」など制限が小さすぎ。アメリカの運送会社ならOKの所もありましたが、「日本の港まで」で、港からは自分で手配しなきゃいけなかったり。

最後はまたヤマトに相談すると、“引越しパック”の縮小版とでもいうのでしょうか。いろんなサイズの箱を用意してくれ、合計のサイズで値段が決まる(1立方mなら○ドル、など)方法で2便を出すことができました。品物の寸法を測って見積りをメールすると、おおまかなサイズと値段を出してくれます。

そうそう、日→米では×でしたが、米→日だと生ものではない食品を送れるんですよね。
安くて種類豊富なスパイス、気に入っていたコーヒー、ジャムなどを詰めました。

③本籍地にご注意!
これは帰国後の話ですが、新しい住所で住民票を作るとき、海外移住していたことを証明する物が必要です。それが本籍地の戸籍抄本(住所変遷の記録)と、パスポートの日本への入国スタンプ。
移住のため住民票を抜く手続きをすると、記録が戸籍に残されるものなんですねぇ。

簡単に取りに行ける場所ならいいのですが、郵送も時間がかかるので、
もしも遠くに本籍を置いていたらタイヘンだった!と思いました。

★Inspectionはセーフ
夫に任せてきた帰国手続きの中で、不安だったのがInspection。退去日に部屋を見せ、掃除・修理代をチェックしてもらうという手続き。子どもがお風呂で遊んだクレヨンの跡だけは頑張って消したものの、最後は掃除よりも友達に会ったりお土産を買ったりするのを優先してしまい…。カーペットのシミ、壁の画鋲程度の穴、引っかき傷、折れたブラインドなど、どのくらい料金を取られるか心配でした。でも思ったより寛容で、取られたのはオーブンの掃除代$20だけ!よかった~。

ちなみに、アメリカの洗剤は強力すぎて怖いので酢を使ってみたら、バスルームのタイルのカビ、ステンレスの曇りなどいろんなところに効きました。

by oskey | 2009-06-29 18:52 | 準備~帰国

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